弾劾

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弾劾とは、罪や不正を暴くとか、厳しく責任を問うといった意味です。このことから、大統領や大臣あるいは裁判官など、強い身分保障を受けた公務員が非行を犯した場合に、国民の意思によってその者を罷免する制度のことを一般に「弾劾制度」といいます(裁判官弾劾裁判所「裁判官弾劾裁判所とは?」参照)。

国民は,公務員を選定、罷免する権利を有しています(日本国憲法15条1項)。他方,公務員たる裁判官についてみると,その職権の独立が明文をもって規定されており(憲法76条3項),その独立を確保するために裁判官の身分を保障することが要請されます。

 

そこで,これら国民の公務員罷免権と裁判官の身分保障の要請との調和を図るために、「裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない」という他の公務員に比して強い身分保障が定められています(憲法78条前段)。

同条の「公の」とは,国民に公務員罷免権が付与されていることに鑑み,国民の意思に基礎をもち、公的手続によるという趣旨であると考えられます(有斐閣「法律用語辞典[第4版]」)。

国民の意思を反映するため,罷免の訴追を受けた裁判官を裁判するための機関である弾劾裁判所は,国民の代表たる両議院の議員で構成されなければならないと憲法上定められています(憲法64条1項)。また,裁判官の罷免の訴追を行う機関として,裁判官訴追委員会が設けられ,こちらも両議院の議員で構成されなければならないとされています(国会法126条1項)。

 

そして,いわゆる裁判官弾劾制度が裁判官弾劾法で定められています。

参照 裁判官訴追委員会「裁判官弾劾制度(1)

【裁判官弾劾制度】

​⇨弾劾(このページ)

裁判官訴追委員会

裁判官弾劾裁判所

出典:「裁判官弾劾手続の流れ」(裁判官訴追委員会)

(http://www.sotsui.go.jp/system/index9.html)を加工して作成

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