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ある事項を外部に分かるように、言語、動作、文字、図形その他の手段によって表すこと、又はその表された事柄。例、「意思表示」(民九三)、不当な表示(景表四)等。[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

意思表示

一定の法律効果の発生を欲する意思を外部に対して表示する行為。契約の申込み・承諾、遺言等がその例。意思表示を不可欠の構成要素として「法律行為」の概念がある。民法では意思表示と法律行為を混用している。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

コラムー​意思表示の過程ー

動機

  1. 民法上は、意思表示又は法律行為をするに至る内心上の原因。縁由(えんゆう)ともいう。鉄道の敷設による地価の騰貴を見込んで土地を購入した場合の地価の騰貴など。動機が公序良俗に反する場合又は動機に錯誤がある場合であっても、外部に表示されない場合には原則として要素の錯誤とはされない。

  2. 刑法上は、犯罪を行う内心的理由のことで、量刑等に関係する。

[有斐閣 法律用語辞典 第4版]
 

効果意思

私法上の法律効果を生ずる事項を欲する意思。効果意思と表示行為とがあいまって意思表示が成立する。これが食い違うと、心裡(しんり)留保などの問題が生ずる。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

 

表示意思

一定の法律効果の発生を欲する意思を効果意思といい、この効果意思を外部に発表しようとする意思のことを「表示意思」という。現実にこれを外部に発表する行為(表示行為)を伴って初めてその効果を発生する。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]
 

表示行為

一定の法律効果の発生を欲する意思を外部に発表する行為。表示行為としての意思表示は、明瞭な文字や言語による場合だけでなく、手まねや身振りその他の挙動のように一定の意思を推断するに足る表示価値を有するものであってもよい。表示行為は、通常、自由にどのような方式をとることもできるが、遺言などの要式行為の場合には、一定の方式をとらなければ意思表示は無効とされる。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

コラムー​虚偽表示と仮装行為ー

​虚偽表示

民法上、広義では、真意でないことを知りながら意思表示をすることを指し、単独虚偽表示通謀虚偽表示とに分かれるが、一般に、前者を心裡(しんり)留保といい、後者だけを虚偽表示という。この意味では、相手方と通謀してする真意でない意思表示をいう。虚偽表示は無効であるが、これを善意の第三者に主張することはできない(民九四)。​

[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

​仮装行為

真実にその効果を生じさせる意思がないのに当事者が通謀して行う法律行為。「虚偽表示」は意思表示の面を表現する語であるのに対し、虚偽表示を要素として成立する法律行為の面を表現する語。仮装売買がその例である。無効とされるが、善意の第三者は保護される。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]

コラムー意思表示の相手方との隔たりによる区別ー

隔地者

意思表示の到達に取引上考慮に値する時間を要する関係にある者。対話者に対する。空間的な隔たりではなく、時間的な隔たりが問題なので、遠隔地にいる者同士でも、電話で話をするときは、互いに対話者であって隔地者ではない。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]
 

対話者

意思表示が発信されると直ちにそれを了知できる状況にある者。
[有斐閣 法律用語辞典 第4版]​

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